「椎茸(シイタケ)」
 本日は二十四節気の一つ「清明」。万物に清朗の気が溢れて来る頃です。
中国では、緑茶はこの時期に摘むほど香りと甘みがあり、高級とされているそうです。

 ところで、「椎茸」と書いて「シイタケ」。新物のシイタケが出回る3月~5月と9月~11月。
春にできるものが「春子」、秋のものは「秋子」と呼ばれます。

 主な栽培法は、シイやナラの木に菌を植え付ける「原木栽培」と、原木の代わりにおがくずなどを
固めたものを使う「菌床栽培」があり、うまみが多い「原木」は干しシイタケ向き、
「菌床」はやわらかく生シイタケ向きとなっているそうです。

 シイタケは古くから健康効果が認められてきましたが、「中国薬用真菌」には「気力を高め、
五風(風邪・中風・痛風・瘋癲(ふうてん)・頭痛)を改善し、血液を固まらせないように保ち、
体内の余分な水分を防ぎ、気力を調える。
そして肝硬変を予防し、血中コレステロールを下げ、動脈硬化や血管の弱くなるのを防ぎ、
常食すればガンを予防できる」と記されているそうです。