「卒業式の歌」
 今は卒業式シーズンですね。卒業式と言えば昔は「蛍の光」や「仰げば尊し」が定番でしたが、今はあまり歌われないことが多いそうです。

 卒業式に歌われる歌を「桜ソング」と呼ぶそうですが、最近の卒業式で歌われることが多いのは「旅立ちの日に」や「きみに会えて」、「大地讃頌(さんしょう)」などの合唱曲、そしてその時代時代で人気の桜ソングで、今年も新しい桜ソングがヒットチャートをにぎわしています。

 ちなみに、あるアンケートで、年代別に聞いた思い出の卒業ソングは下記のようになっていました。


 10代 「3月9日」(レミオロメン)

     「手紙~拝啓 十五の君へ」(アンジェラ・アキ)


 20代 「my graduation」(SPEED)

     「さくら(独唱)」(森山直太朗)


 30代 「空も飛べるはず」(スピッツ)

     「卒業」(尾崎豊)


 40代 「卒業写真」(荒井由美)

     「贈る言葉」(海援隊)

     「卒業」(斉藤由貴)


 他に「道」(EXILE)や「YELL」(いきものがかり)なども人気のようです。

 90年代の後半から全国の小中学校の卒業式でよく歌われるようになった合唱曲「旅立ちの日に」は、先生から卒業生へ贈られた曲で、この曲が歌われるのはその年1回きりのはずでした。

 しかし、次の年から生徒達が歌い継ぐようになり、しだいに周りの学校でも歌われるようになったそうです。
生徒から生徒へ歌い継がれた歌は、学校から学校へ広がり、わずか数年で全国の学校の卒業式で歌わるようになりました。
今は世代から世代へ歌い継がれているようです。