「心太(ところてん)」
 残暑、酷暑、猛暑、炎暑、炎天、油照り、炎熱、厳暑、極暑、炎威・・・暑さを表す表現は様々で、乾燥した熱風が山を下り気温が上昇するフェーン現象も「風炎」と書けばさらに実感がこもりますね。

 暑いと思った昨日よりも今日はさらに気温が上がり猛烈な暑さとなりました。 この暑さはもうしばらく続くようです。
 
猛暑の中では、よく冷やしたお茶がさっぱりして美味しく感じられます。
「緑茶」・「ウーロン茶」・「紅茶」、いずれもツバキの仲間の「チャノキ」から作られます。
違いは摘み取った茶葉の発酵度合いで、十分に発酵させると「紅茶」になり、反対に発酵を防いだものが「緑茶」です。
発酵を途中で止めると「ウーロン茶」が出来上がります。

 チャノキの原産地は中国の雲南省と周辺の山岳地帯とされます。
17世紀に入って中国から欧州にまず渡ったのが緑茶。その後、英国人の嗜好に合わせ、紅茶が作られるようになったそうです。

 そして、酢の効いた漢字で「心太」と書く「ところてん」も清涼感を与えてくれます。
「心太」はカロリーが少なく水溶性の食物繊維がたっぷりと含まれています。コレステロールの低下作用もあり、高血圧予防や糖尿病予防にも効果があるそうです。

 地域によって色々な食べ方がありますが、中部地域は三杯酢(酢一杯と淡口醤油一杯と砂糖で合計三杯)、関西は黒蜜、四国はダシ汁、関東以北は二杯酢(酢一杯と淡口醤油一杯で合計二杯)と大まかに分かれるようです。

 この「ところてん」。名古屋など中部地方では箸1本で食べるのが慣わしのようですが、中部地方の方、いかがでしょうか。

編集 なな : どうにか登録~~やっと来れました」また色々画像、パステル画を見せていただきますね~~ありがとうね!!