「関東甲信も梅雨明け」
 猛烈な暑さとなった3連休最終日の昨日は、熱中症とみられる症状で1人が死亡、少なくとも682人が救急搬送されたそうです。

 ちなみに熱中症とは、外気における高温多湿や運動などによる体温上昇等が原因となって起こる症状の総称で、体温を維持するための生理的な反応によって生じた失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまで症状は様々ですが、症状によって以下の3段階に分類されています。


 1(軽症) ・体に力が入らなかったり、こむら返り(ふくらはぎや足の裏
        の筋肉などが突然痙攣を起こし、強い痛みを伴うこと)。

        ※多量の発汗の中、塩分などの電解質が入っていない水のみ
         を補給した場合に起こりやすい。

       ・立ちくらみや数秒程度の失神。

        ※運動をやめた直後に起こることが多い。


 2(中等症)・顔面蒼白、めまい感、疲労感、虚脱感、頭痛、失神、吐き気、
        嘔吐などのいくつかの症状が重なる。


 3(重症) ・意識障害や過呼吸、立てないなどの症状が、中等症の症状と
        重なり合って起こる。

 
 中等症や重症の症状が見られた場合には、まずその人を涼しい場所に移し、首や体を締め付けるようなボタンやベルトをはずし、体を冷やすようにするなどの応急処置を行い、救急車を呼ぶ必要があります。旧分類で「熱射病」と言われる重症型熱中症は、死亡率が30%に達する極めて危険な病態です。

 尚、本日も関東や関西、九州地方の一部に出されていましたが、気象庁では最高気温が35度以上になることが予想される場合に「高温注意情報」を発表して、熱中症への注意を呼びかけています。

 また、本日は四国、中国、近畿、東海、関東甲信の各地方が梅雨明けし、いよいよ暑さも本番です。皆様におかれましても体調管理には、十分にお気を付けください。