「暑中御見舞
 七夕飾りが街中に彩りを添えています。
園児らが書いたのでしょうか、ほほえましい願いが書かれた短冊を立ち止まって見ている人もいました。

 各地で七夕まつりが始まっており、時期を同じくして朝顔市も開催されているようです。

 昔の中国では朝顔の種が漢方薬として使われ、牽(ひ)いてきた牛との交換で取引されていたほど高価なものでありましたので、「牽牛子(けんごし)」と呼ばれていました。七夕の彦星が、牛を牽く者(牛飼い)という意味の「牽牛(けんぎゅう)」と呼ばれることや、時期も重なることから七夕と同じ頃に各地で朝顔市が開かれています。

 ところで、少しずつ暑さが増してきています。「小暑」から暑中に入り、暦の上では夏本番を迎えます。時候のあいさつは、梅雨明けを待って「暑中御見舞」となります。