「映画の興行収入」
 今季最強の寒波が居座っており、全国の7割以上の観測地点で最低気温が氷点下となる等、厳しい寒さが続いています。
雪害のこと、凍結のこと、交通障害のこと、健康のこと、安否等‥、気がかりなことはそれぞれかと思いますが、皆様、くれぐれもお気を付けください。

 ところで、「日本映画製作者連盟」が2011年の映画概況を先日発表してました。
興行収入(興収)は、過去最高を記録した前年に比べ17.9%減の約1812億円となり、東日本大震災の影響もありスクリーン数は18年ぶりに減少に転じ、入場人員も前年比17.0%減の1億4472万6000人となっています。

 興収総額のうち、邦画が占める比率は54.9%で、4年連続で洋画を上回っていますが、邦画1位のジブリアニメ「コクリコ坂から」の興収は44億6千万円、2000年以降に公開ジブリ作品では最も低い興収で、邦画トップの興収が50億円を下回ったのは11年ぶりのことだそうです。

 昨年は東日本大震災の影響を受けて、上映の中止、内容の修正、公開の延期なども目立ちました。クリント・イーストウッド監督、マット・デイモン主演の「ヒア アフター」は、震災前の2月に公開された作品ですが、大津波のシーンがあるとして3月15日には上映が中止されています。