「ラ・フランス」
秋から冬にかけてが旬の西洋ナシ。
代表種の『ラ・フランス』がよく知られていますが、芳純な香りと濃厚な甘味は「フルーツ界の女王」にも例えられています。
名前の通り、フランス生まれで、余りの美味しさに「国を代表するに相応しい果物」ということからその名前がつけられたそうです。

 この「ラ・フランス」はもぎたてが一番おいしい果物ではなく、収穫直後の「ラ・フランス」を食べてみても、固くてほとんど味も香りもありません。追熟期間が必要で、触ってみて「耳たぶ」くらいのやわらかさになったころが食べ頃、「完熟」です。

 生で食べると本来の甘みと香りを味わえますが、菓子や洋食の素材としても使われ、タルトやパイなどに添えられたり、ワイン煮にしたりと用途が広がっています。
たんぱく質を分解する酵素を豊富に含んでいるため、肉料理との相性も良いそうです。

 味覚の秋、その芳純な香りと濃厚な甘味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
スーパーなどの店先では大きさにもよりますが、一玉300~400円程度となっています。
家庭で保存する際には熟れ過ぎを防ぐため常温には置かず、冷
蔵庫に入れておくのが良いそうです。