「ウナギ」
連日で30度を超す暑い日が続いていますが、夏バテ対策の本命と言えば「ウナギ」です。そのウナギの価格が稚魚の不漁で高騰しているそうです。

 主産地の出荷価格は過去最高値を記録し、平年に比べて6割強の上昇となっています。
養殖ウナギの主産地、愛知県西尾市一色町の現在の出荷価格は最高値の1キロ3300円とのことですが、過去の夏場の最盛期の平均は2000円前後ですので、平年よりも65%の大幅高。東京・築地市場でも前年比3~4割高いようです。

 価格高騰の原因は稚魚の不漁ですが、稚魚のシラス産地の鹿児島県ではこの3年間で水揚げが3分の1まで減少。乱獲による減少に加えて、ダム開発などによる生息域の減少や河川の汚染などが原因と見られています。

  今年は7月21日が土用の丑。スーパーなどの小売価格も既に上昇してきており、夏バテ対策として楽しみにしていた「ウナギ」も高嶺の花となりそうです。