「ブラックボックス」
明日は大寒。 暦の上では極寒の時期で、厳しい寒さが続いています。
北日本や西日本で続いている記録的な大雪が野菜や果物の生育に打撃を与え価格が上昇、生産者にとっても消費者にとっても大きな影響がでています。

 ところで、技術の進歩により世の中が非常に便利になってきた反面、処理の中身がブラックボックス化され、不便が増していると感じることが良くあります。

 例えば自動的に行われるセキュリティソフトのアップデートにより、前日まで普通に受信されていたメールが突然届かなくなった。・・というケースもあります。
実際には迷惑メールフォルダ等に振り分けられてしまっていたりするわけですが、パソコンに不慣れな人にとっては事態の把握と解決は簡単なことではないでしょう。

 また、最近は複数のメールアドレスを使用している人も多く、どのアドレスで受信し、どのアドレスで送信しているのかを認識していない人も少なくありません。
こういった事が原因で”すれ違い”が起きるというのはあらゆるところで起こっています。

 メールアドレスを全角文字で打っていることに気づかずに「送信できない」あるいは「返信が来ない」といったケースもよくあります。もちろんメールアドレスはすべて半角英数での記述が原則です。

 普段どおりの処理で普段どおりにの結果が得られないケースでは、「ちゃんとやった」「間違いないはず」との思い込みから間違いに気付かないというケースが少なくありません。

 アメリカの有名な投資家、ウォーレン・バフェットは・・・・、
「リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こる」と言っています。同じように、自分に瑕疵がないかをチェックしてみることを阻む「思い込みからくる過信」は、私達の日常に潜む最も大きなリスクなのかもしれません。