「寒ビラメ」
 本日は「大寒」(だいかん)。「大寒」とは二十四節気の一つで、「寒の内」の真ん中で最も寒い時期を表し、最低気温が観測されるのもこの頃が一番多いようです。
今日から2月の節分までを「大寒」と言うこともあり、節分の翌日は立春となり、待ちに待った春の到来となります。

 ところで、この寒い時期に最も美味しさが増すのが「ヒラメ」です。
「寒ビラメ」とも呼ばれ、厳寒期の冷たい海水にさらされることで 身が引き締まり、脂の乗りが良いです。
高たんぱく・低脂肪の食材であり、特に背びれと尻びれの付け根に当たる縁側(えんがわ)は寿司だねの中でも絶品であり、肌の若返りが期待できるコラーゲンが多く含まれています。

 天然物は裏側がピンクがかった白色であり、養殖物にはまだら模様があるため、簡単に見分けることが出来ます。買う時は切り身が多いかと思いますが、身が透き通っているもので、切り口から水気、血液が滲み出てないものを選ぶのが良いそうです。

 ちなみに、カレイに似ており、『左ヒラメの右カレイ』と申します通り、背鰭(せびれ)を上にして目が左側にあるのがヒラメ、右にあるのがカレイです。
また、カレイに比べて口が大きく、鋭い歯があることでも区別できます。