「節分」
 本日は「節分」、暦の上では冬も終わりとなります。
子供の頃に「鬼は外、福は内」の掛け声で豆まきした記憶が蘇えりますが、最近はマンション住まいの方も多く、共用部分に豆をまくのはまず不可能。
また一軒家でも後の掃除が大変ということで、されない方も多いと聞きます。

 豆まきは、古い暦では年越しの厄払いの行事として豆を蒔いたことに由来しています。
鬼の目、つまり「魔目(まめ)」めがけて豆を投げれば「魔滅(まめ)」につながるといういわれもあるようです。

 「節分」とは元来、「季節を分ける」ことから節分と言うそうですが、現在では節分といえば立春の前日だけを指すようになっていますね。
しかし、季節の始まりを示す「立春」、「立夏」、「立秋」、「立冬」の前日はいずれも「節分」です。

 「節分」の夜にその年の恵方(吉神がいる方位)を向いて「恵方巻」を無言で丸かぶりすると幸せが訪れるといいます。
今年の恵方は『西南西』ですが、巻寿司は「福を巻き込む」とされ、「縁を切らない」ために包丁を入れずまるごと食べるのが良いとされています。