秋の味覚「柿」が出回り始めていますが、『柿が赤くなれば、医者が青くなる』といわれるほど柿には多くの栄養素が含まれています。

 ビタミンC、カロチン、食物繊維、カリウム、タンニン(渋味の原因)などが豊富だそうで、その他にも、ビタミンK、B1、B2、カロチン、ミネラルなどが多く含まれています。
また、『二日酔いには柿』といわれている訳は、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムには利尿作用があるからだそうです。

 良い柿の選び方は、「ヘタ隙き」でないものを選ぶということです。
「ヘタ隙き」とは果肉とヘタの間に隙間(亀裂)ができる現象で、虫が入る原因となります。
虫が入ると、その部分の色が熟れたように変色して、果肉が軟らかくなってしまいます。
その状態を「色虫実」と言うそうです。
従って、柿を選ぶ際には、ヘタが果実に張り付いているものを選ぶのがGOODです。
柿には4つの溝がありますが、その溝にそって切れば、種を切ることはないそうです。