「コーヒー通」
最近は病気予防効果なども注目されているコーヒーですが、世界に広まる前はイスラム圏では「秘薬」として飲まれており、キリスト教圏では悪魔の飲み物とされていました。
しかし、そのおいしさを知ったバチカンの法王が、コーヒーに洗礼を施し、キリスト教徒のコーヒー飲用に許可を与えてからまたたく間に西欧に広まったと言われてます。

 以来、コーヒーは多くの人を虜にしてきました。
コーヒーを愛したナポレオンは”体を温め、勇気を出してくれるこのコーヒーを兵士達に与えよう。
余の作戦と兵士達がいれば、世界は余の手のひらにあるも同然” と語り、大のコーヒー党であったルソーは”ああ、これでコーヒーカップを手にすることができなくなった” と辞世に残しています。

 又、コーヒーはある種の象徴であり、アポロ13号の乗組員が大変な困難の最中にあった時、司令センターのあるヒューストンは”こちらヒューストン。がんばれ乗組員の諸君! 君たちは今、熱いコーヒーへの道を歩いているのだ!”と激励した話は有名です。

 そしてコーヒーで最も有名なのは下記の言葉になるかと思います。

 悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、

      恋のように甘く、そして・・・あなたのようにほろ苦い。

 上記は、実際には様々なバージョンが存在しますが、トルコの諺やフランスの政治家タレーランの言葉が原型になってるそうです。

 ちなみに、スターバックスコーヒージャパンは本日から期間限定で、マグカップやタンブラーの持参で、飲料を50円割り引くキャンペーンを始めています。

 やわらかな誰が喫(の)みさしし珈琲ぞ 
       紫の吐息ゆるくのぼれる   北原白秋