「トウモロコシ」
 故郷の夏祭りが懐かしいこの頃、焼きトウモロコシの香ばしい香りに幼き頃をつい思い出します。

 そのトウモコロシの旬は夏。
まぶしい黄色が夏の食卓に彩りを添えてくれますが、首都圏のスーパーでは、1本98~128円前後と昨年より5~10%ほど安く売られているようです。
5月から九州産が出始め、現在は関東産が中心、そして8月下旬からは北海道が主産地となるそうです。

 食用にされるのは甘みの強いスイートコーンで、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
収穫後も糖分を使って呼吸し続けるため、鮮度が落ちると甘みが減ります。
そのため、購入後は早めに調理する必要があります。
その日に食べてもらえるように多くの農家は夜明け前から収穫し、朝早い時間に出荷してるそうです。

 ゆでて食べるのが一般的ですが、ラップに包んで電子レンジで4~5分過熱するだけでも食べられ、これが水分や甘みが逃げない美味しい食べ方だそうです。

 トウモロコシは小麦・米と並んで「世界三大穀物」の一つであり、世界全体の生産量のうちアメリカが4割を占める最大生産国です。
日本は世界最大の輸入国であり、輸入量の9割をアメリカに依存しています。
また、日本国内で消費される75%は家畜の飼料用として使用されています。