「アナゴ」
 「アナゴ」が旬を迎えています。
「ウナギ」(鰻)とよく似ていますが、「ウナギ」と違って鱗(うろこ)と腹びれがないのが「アナゴ」(穴子)です。

 今では1年中出回り、味もそれほど変わりませんが、やはり旬は夏場です。
寿司や天ぷらのネタとして大変人気がありますが、一般にアナゴと呼ばれるのはマアナゴ。
江戸前の寿司店では東京湾産のものが上物とされ、西日本では兵庫県明石市と淡路島の間の海域で水揚げされるアナゴが特に美味といわれています。

 体長はオスで40~50センチ、メスで90センチ前後になりますが、食用に好まれますのは20センチ程度のもの。大きくなると骨が太くなって食べにくくなるためです。
かば焼きやアナゴ飯、酢の物など様々な料理に使われます。
ウナギほど脂質が多くなく、低カロリーでビタミンAやEが豊富で夏バテ防止や美容にいいとされています。