「ゲリラ豪雨」
 九州北部を中心に、各地で昨日までの3日間に降った雨の量は観測史上最大を記録したそうです。

 福岡県太宰府市の総雨量は600ミリを超え、1年間の総降水量の3分1以上、平年の7月一カ月間で降る雨の量の2倍の量が3日間で降ったことになります。
また、福岡県の飯塚市や博多などでは一時1時間の降水量が100ミリを越える猛烈な雨を記録しています。

 ちなみに1時間に80ミリ以上の雨は、息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じる雨で、1時間に100ミリの降水量というのはで6畳間にドラム缶4.5本分の雨が降ったイメージです。

 雨雲の中心は東にズレ、関東周辺でもすでに激しい雷雨となっているところもありますが、気象庁は近畿や東海、関東甲信、東北での局地的な大雨への警戒を呼びかけています。

 尚、「ゲリラ豪雨」と呼ばれる予測困難な局地的大雨は、きわめて狭い範囲に短時間に猛烈な雨が降るという特徴があります。

 世界最大の民間気象情報会社の「ウェザーニューズ社」は、今夏のゲリラ豪雨について、7─9月前半に福岡県で約330回、大阪府で約80回、東京都で約120回起きると予測しています。