「単位の話」
 今日は聞きかじりの単位の話 で一席!(^^)                          
 1バレル=42ガロンの「ガロン」は樽の体積に由来しており、どういった樽を基準にするかで体積が違ってくるのですが、米国液量ガロンの場合は「ワインガロン(3.785リットル)」が使われています。(カウボーイハットのようなつばの広い山高帽を「テンガロンハット」と言いますが、これは10ガロンも入りそうな大きな帽子という意味から来てるそうです。)

 ブリキ製の一斗缶は、容量が1斗(10升=18リットル)であったことからその名で呼ばれてますが、それ以前は石油を入れて輸入されたため「石油缶」と呼ばれており、戦後はその容量から5ガロン缶とも言いました。
一斗缶は現在でも主に工業用として年間1億8千万缶程度出荷されていますが、家庭用には容量18リットルの赤いポリタンクが普及しています。

 金や銀、プラチナなどの貴金属の取引単位である「トロイオンス」は、中世の頃のフランスのトロアという都市で使われていた取引単位で、1トロイオンス=約31gとなっています。
ダイヤモンドの「カラット」は、イナゴ豆に由来し、1カラット=0.2gと規定されています。

 尚、金には「24K」や「18K」のように「K」という単位も存在します。
一般的には「24金」あるいは「18ケイ」などと読まれることが多いようですが、この場合の「K」は、ダイヤモンドの「カラット(carat)」と同じ読みですが、ダイヤモンドが質量(大きさ)を表すのに対し、金の「K(karat)」は純度(金の含有量)を表します(「0.9999」のように0から1の数値で表すこともあります)。
純金は「24K」ですので、「18K」の場合の金の含有量は24分の18(75%)ということになります。

 ちなみに、真珠については一文銭の重さであった「匁(もんめ)」(約3.75g)が世界的に通用します。
これは日本が真珠養殖に世界で始めて成功し、一大産地として取引の中心地となったことに由来します。
英語表記は「momme」で「モミ」と発音します。