「筍(たけのこ)」
 「竹」に「旬」と書いて「筍」(たけのこ)。
暖かい春の訪れとともに地上に姿を現し、1年中販売されているパック詰めの水煮と違い、生のタケノコはシャキシャキとしたその食感が楽しめ、季節感を大事にする日本料理では春の味覚として喜ばれています。

 食用にするタケノコの多くは中国が原産の「孟宗竹(もうそうちく)」という品種で、5月下旬からは皮が赤紫色の「淡竹(はちく)」が出回ります。
ほかにも、太さ1~2センチと細長い「根曲がり竹」などがあるようです。

 食物繊維が豊富で、便秘や大腸がんなどの予防、コレステロールの吸収の抑制に効果的と言われています。
その他にも、たんぱく質、ビタミンB1、B2、ミネラルが含まれています。

 スーパーなどの店先で選ぶ際は、孟宗竹の場合、全体にフックラと太めで根元よりも中間部の方がふくらんでいる釣鐘型のものがアクが少なく根元まで柔らかいそうです。
また、穂先が黄色でなく緑色になっているものは育ちすぎでえぐみが強いので避けた方が良いそうです。