「正しい日本語」
 毎度の”つぶやき”では日々このような筆を執っていますが、果たして正しい日本語を使っているかと問われると、いささかの自信もありませんが、言葉の文化がどのようにスラング化しても、その底流にある「日本語」についてはやはり正しい知識をもっていたいものです。

 日本語の難しさの一つは、丁寧語等の言い回しです。
例えば以下は順に丁寧の度合いが増して行くのですが、正しい使い分けができる人は少数でしょうね。

 「醤油をとってくださいませんか」
 「醤油をとってもらえませんか」
 「醤油をとっていただけませんか」
 「醤油をとっていただけませんでしょうか」
 「恐れ入りますが醤油をとっていただけませんでしょうか」

 また、何かを注文したり購入したりする際の店員とのやりとりで、日本語の使い方が何かおかしいと感じることが多々あり、考えているうちにこちらが混乱してくることもしばしばです。
例えば下記の用例。

 1)ご来店くださった方にはもれなく記念品をさしあげます。
 2)ご来店してくださった方にはもれなく記念品をさしあげます。
 3)ご来店いただいた方にはもれなく記念品をさしあげます。
 4)ご来店していただいた方にはもれなく記念品をさしあげます。

 正しいのは1番で、それ以外はすべて間違いです。
丁寧な言い回しをあまり意識しすぎますと、おかしな言い方になってしまうことがありますので気をつけたいものです。