「ミシュランガイド」
およそ100年前、タイヤメーカーである仏ミシェラン社が、自動車旅行を喚起し、タイヤの売上げアップを狙って配り始めたのが「ミシュランガイド」。
09年の東京版は昨日(21日)発売となってるそうです。

 近年は欧州でのミシュランガイドの影響力が低下していると言われる中、昨秋初めて刊行された東京版(08年版)は大きな話題となり、発売初日に9万部も売れたのはミシュランガイド初のことだそうです。
内容には賛否両論ありましたが、昨年の東京版は27万部を完売するヒットとなりました。

 それに味をしめたかどうかは分かりませんが、08年版で調査員5人中2人だった日本人の数は、09年版では6人の調査員中、日本人が5人を占め、其のせいか三つ星レストラン9店を含む星付きレストランは173店(08年版と比べ23店増)となり、東京は昨年に続き「世界で最も星付きレストランの多い美食の都」との評価を獲得したそうです。
売らんが為のマーケティング優先との批判もある中、ガイド総責任者は「日本人による日本人のためのガイド」であるとはっきり述べています。

 尚、ガイドに掲載される星の数とその評価は下記のようになっています。

 ★★★ それを味わう為に旅行する価値がある卓越した料理
 ★★  極めて美味であり遠回りをしてでも訪れる価値がある料理
 ★   その分野で特に美味しい料理


 一方、選考と評価に対する疑問からミシュランガイドに反発する動きもあり、ミシェランの取材を断っている老舗料亭も多いようで、独自の格付本の出版も相次いでいます。