「日の丸」
スポーツの秋と申しますが、体を動かし気持ち良い汗をかくには、ちょうど良いこの頃です。

 ところで、スポーツ選手の一つの目標、夢は「日本代表」、すなわち「日の丸」を付けたユニフォームを着て世界の舞台で活躍する事だと思いますが、その「日の丸」の旗には基準があります。

 旗そのものの大きさに関係なく、旗のタテはヨコの3分の2、赤い丸の直径はタテの長さの5分の3と決められています。
日の丸は、武田信玄や上杉謙信などの戦国時代の武将も旗じるしとして使っており、豊臣秀吉も日の丸の旗を船に掲げさせていました。
日本の国旗として今の寸法に決まったのは、明治3(1870)年とのことです。

 ちなみに、「日本」という国名は、607年に中国を統一して国力をのばしていた隋(ずい)という国に、聖徳太子が遣隋使を派遣し、そのときの使いだった小野妹子が持参した国書
(国が正式に出した手紙)に、自分たちの国を「日がのぼるもとの国(日のもと=日本)より」としたことが、国名としての「日本」が使われた最初ということです。