「北京オリンピック」
 「八」の発音は中国語で言えば「発財(儲かる)」や「発展」の「発」に通じる縁起の良い数字です。
日本でも「八」を「末広がり」の数字として縁起を担ぐ人がいます。

 北京オリンピック開幕の昨日は八が三個も並ぶ〇八年八月八日。北京市内だけで2万組以上のカップルが婚姻届を出したそうです。

 環境問題や人権問題の観点から、海外の首脳からも中国に対する非難の声があがりましたが、開会式など一連のオリンピック関連行事に出席した各国首脳や王族は80人を超え過去最多となったそうです。

 オリンピックは「参加することに意義がある」と言われますが、参加することが大事であって勝っても負けても良いという意味ではありません。
勝敗よりも、それまでの過程で正しく努力すること、そしてよく戦うことが重要であるというのが本来の意味です。

 そうしたことを経て「より強固な、より激しい、しかもより慎重にして、より寛大な人間性を作り上げることができる」。
そして「オリンピックに参加することは世界中の人と付き合うことであり、世界平和の意味を含んでいる」。 これがオリンピックの理想です。

 今回のオリンピックは史上最多の205カ国・地域が参加し、24日までに28競技302種目が行われ、日本からも総勢576人(選手339人、役員等237人)の過去最多の選手団が参加します。

 選手一人一人に、ここまでの過程があり頑張る理由があります。
これから始まる「筋書きのないドラマ」を楽しみにしたいと思います。