「梅の季節」
梅の花が咲く2~3月、そして梅の実ができる6月が梅の季節(入梅、梅雨とも言う)と言えるのかもしれませんが、その紅白の可憐な花に、ほんのりと香りを漂わせてくれる梅の季節がやってきました。

 「行きたい梅の名所」というアンケート調査では、水戸市の『偕楽園』がトップ。
2位は福岡県の『太宰府天満宮』、3位は京都の『北野天満宮』となっています。

 2位・3位には学問の神様、菅原道真をまつった天満宮が入っていますが、道真が梅を好んだことから各地の天満宮では梅が数多く植えられています。


「東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」

「美しや 紅の色なる梅の花 あこが顔にも つけたくぞある」

                               菅原 道真


 梅の名所には大きく分けて2種類あるそうです。
見るために梅の木を植えている「梅園」と、梅干しなどを作るために育てている「農園」です。
大きな実をつける梅には白梅が多く、和歌山県の南部(みなべ)梅林や京都の青谷梅林など農家が生産用に育てている梅林では白い花が目立つそうです。