「一富士二鷹三茄子・・」
 昨日は此処埼玉でも雪が降り積もり、道を往く人は身を抱えるように足早に歩いていました。午後からは雨に変わりましたが・・・・・。
 
  話は変わりますが、縁起の良い初夢として知られる「一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭(いちふじにたかさんなすびしせんごたばころくざとう)」はすべて静岡に縁のある品々で占められていますね。

 このように言われるようになったのは江戸幕府が開府されてからで、駿府(現在の静岡市)で過ごした徳川家康の栄達にあやかったからだそうです。

 富士山は高く大きく、鷹は高く舞い上がり運気をつかみ取り、茄子は事を成す。
「無事(富士)に高(鷹)く成す(茄子)」とされる験かつぎで、さらに、扇は末広がりで、煙草は煙が立ち昇る縁起の良さ、座頭には毛がない(怪我ない)とのシャレにもなっており、上の句にもそれぞれ対応しています。

 夢占いも様々ですが、雪が降る夢は何か喜び事がある知らせだそうです。
ちなみに北条政子は、「高い山に登り、太陽と月を左右のたもとに入れ、みかんの実が三つついた枝を髪に挿した」という妹が見た夢を買い取り、尼将軍にまでのぼりつめたとの伝承が残っています。