別サイトアップ:西條八十詩集(ハルキ文庫)(メルマガも)
やっと散髪した。はぁ、春。

今日は南座なので、その前にサラ・ムーンを観る。写真という媒体をつかってのストーリーテリング能力にひたってしまう。場所柄もあるのだろうけど、private な幻想、マッチ売りの少女をなぞらえつつひっそりくりひろげられる物語に、魅せられる。映像版が、ちょっとまた好い。
ちなみに映像版の上映は毎正時(15分間)、になってたけど何故か半端な時間に観せてもらえた。
そして、来週 11(日)14:00~ 御本人が来日してのサイン会(!)があります。

で際々な時間になり地下の魯山人やらは飛ばして、雨とはいえ人込みな歩道をばたばたと急ぎ、2分前くらいに南座へ飛び込む。白石加代子の源氏物語、今回は若菜である。
老いを感じる源氏、は少し哀しい。

演出が、(述べるのは遠慮するけど)誠に南座に似つかわしくて、六条はやっぱり赤、なのである。ううう、語りたい!

しかし、たぶん初・南座が白石加代子になるとは。別に歌舞伎を避けてるわけじゃなく、初心者向けに私でも楽しめそうなのを、…最近探すのサボってたけどまた次回。
外からいつも、敷居高いしケバい(うう死語か)外観だしおばちゃんいつも廻り取り巻いてるし、でも今日はあっさり客席まで突入してしまった。みやすい、若干横に広い、音もよくて声が届く広さでいい場だなぁ。
白石加代子、でももう女義太夫状態の語り口になってしまって。そうかー、現代の語り手だもんなぁ。ますます勉強しているのである。

そして京都駅へ向かい、うどんを食べてから(いや今日寒いし)華宵を観る。客層は想定通り、漫画とか好きそうな女性(多数)と、オタクっぽい男性少々とデザインの勉強してそうな人、そしてどうみても本職の漫画家なベレー帽被って髭生やしたおじさんも。
字いっぱい書いてて、弥生美の生い立ちもわかる。
肝心の華宵は、服飾とある意味重なる、つまり流行の変遷の激しさを感じることに。楽器や、和 / 洋装の遣いかたなど。
ただ、やっぱり美人画は清方でないと、ってことがわかる。

サラ・ムーンのちらし入手。順番逆。白隠と、南禅寺も。んー、結局どちらも行くのか?

また舞い戻って、足立美展へ。単に清方が観たかったのだが、んんん。大観をはじめとしていつものメンバー、正直、一級品はあまり持ってきてない気がするけど、榊原紫峰は素晴らしかった。点数も多くて。