夏から秋へ




この頃は辺りが明るくなる午前5時前起床。
毎日のようによく雨が降り続いている。

あれほど猛暑日が続き、暑い暑いと言う間に、
秋雨前線の影響か、朝晩の風がとても涼しい。

急な温度差に戸惑いながら灰色の空を見上げても、
すっきりした青空は中々見ることができない。

数日前にほんの僅か太陽が雲間から顔を出した時、
巻雲が天高く見え始めたような気がする。

正岡子規の「夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く」
という言葉があるように、
夏から秋への変化を空の変化から見ている。

朝焼けや夕焼けに染まっていく鱗雲や羊雲も美しい、
しかし、晴れなければ見られない美しい雲。

灰色の空ばかり見ても気持ちがめいるばかり、
主人の妹さんが60才で亡くなり間もない。

胃腸の手術をしていた後もお仕事で無理を重ね、
痩せすぎて哀れにみえてならなかった。

彼女は若い頃から何の不自由もなく大学を卒業し、
会社社長と結婚して3人の子供に恵まれ、
広い新築の家に住み羨ましかった。

処が人間、明日は何が起こるか分からない。
次々に苦労絶えない事が起きて彼女は仕事に励む毎日だった。

若い時の苦労は苦にならないが、
中年からの苦労は心身共に耐え難いと思う。

私の相続放棄も、裁判所から「放棄できない」とのこと、
父の死後3ヶ月以内でなければ放棄できない事は知っていた。

それでも揉め事は嫌で裁判所から「分割してください」と
聞いたが、親戚の人が助かるなら土地等要らない。

今日から過ごしやすい九月、さあ気持ちを切り替えて
今日というこの時間を趣味に没頭したり、
そろそろ夕餉の支度にかかる。

編集 yuma : 健康がなによりですね。sakuraさんもあまり無理なさらず好きな事いっぱいやって、のんびりとね