処暑
今朝4時半過ぎ、辺りが少し明るくカーテンが少し揺れていた。
昨夜、宵っ張りをして余りの眠さに窓を二箇所開けたまま

眠ってしまった事に気付き慌てゝ閉めた。
睡眠時に夜風を吸うのは良くないと聞いた事がある。

今日は、二十四節気の一つ処暑。
暑さがまだ停まっているという意味なのか、

午前中から30度も上がる暑さだった。
連日の真夏日に皆、体力が落ちて夏バテも出る頃だと思う。

太陽黄経が150度の時で、暑さが峠を越えて後退し始める頃との事。
この暑さの中、今日は、町内の親睦会で近くの名所に行き、

食事等をして雑談を交わし帰って来る。
一軒にひとり行くので我家は主人に出席して貰った。

夕方になれば弱々しい蝉の声が聞え、鈴虫のような声も聞える。
様々な虫の音が聞えても私には虫の名が判らない。

夕方の山々を見ながら、今夏も東京に帰れなかった事を悔やみ、
帰った所で実家がある訳でもないけれど、親しい人達の事を思えば涙ぐむ。

主人と次女が喧嘩をしているので、亡き奥様のお母様から
電話がきても、私は何も語る事はできない。

孤独な休日に川沿いを歩いても、寂しさばかりがこみ上げて
東京の空を眺めては、流れ落ちる涙も拭かずに畦道を歩いて来た。

編集 十六夜  : SAKURAさま 東京に遊びに着て来て? って 言いたいです ^^