沿線を育てる&駅を支える “嵯峨野観光鉄道 – トロッコ列車”の本気度260204
沿線を育てる&駅を支える “嵯峨野観光鉄道 – トロッコ列車”の本気度260204

「京都嵯峨野のトロッコ列車は春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の枯野や時には雪景色」
 「四季それぞれに違った風景を楽しめます」と、嵯峨野観光鉄道は「季節ごとの楽しみ方」を掲載。
 「沿線に千数百本におよぶ桜と紅葉の植樹を行う」、と。

 調べてみると、注目は次の2点。
 「嵯峨野トロッコ列車沿線には、約 1,000 本の紅葉が植えられています」
 「平成4年(1992)には、桜守・佐野藤右衛門さんの協力により桜を植樹。現在につながる美しい風景が生み出され」とも。

 嵯峨野観光鉄道 – トロッコ列車は、「日本初の観光列車」なのだ。
 そもそもが山陰本線。そこを電化するにあたり、「JR西日本=山陰本線嵯峨駅 - 馬堀駅間が廃止」に。
 「その旧線を、1991年(平成3年)4月に観光専用の鉄道として再生した路線」という。
 故に路線はJR西日本が保有、運営は子会社の嵯峨野観光鉄道が運航する。

 そもそもが京都・嵐山の自然景観。しかし、子会社社員は自然の含み資産、京都人の名声・評価のみに委ねることはなかった。
 「沿線に千数百本におよぶ桜と紅葉の植樹を行う」は、会社の存亡をかけた開設時の取り組み。

 この区間。冬季の12月30日から2月28日までは運航休止。
 徹底しており、その間は職員がそれぞれに役割りがある。
 「車内から渓谷の景色もご覧いただけるよう樹木の剪定を実施」
 そして「切った木々はチッパー機に入るよう出来るだけ細かく切り分けます」。

 北海道東部を走る花咲線。根室本線からその一部、赤字路線を独自に命名した戦略。
 石炭・木材・生乳・郵便物の輸送から干された貨客混合輸送鉄道は、高校生が通学のため利用。
 しかし、ここも少子化は免れず、進学率は高じても、利用者は激減、通院はマイカーでなければ。

 良い時に《人も乗せてやる》の三公社五現業の一つに、沿線整備はあっても付加価値創出など、思いもよらず。
 せいぜい出来るは、運行速度をおとす「ノロノロ運転」。待ち受ける駅弁には添加剤がなければ、仲間の業者から<白い目>が、と。
 そうじて、責任のがれも同乗のく路線に、さびしい命名「観光列車」かな。