2.起 北の地上戦=樺太占領、警察官も追われる手配者に250624北海道教育大学
2.起 北の地上戦=樺太占領、警察官も追われる手配者に250624北海道教育大学

ポツダム宣言受託を前に、ソ連軍が侵攻を始めた樺太では<国民疎開>が話題となる。
 しかし巡査長拝命の身とその家族にとっては、自身と家族の安全以前に、住民誘導が先決。
 14日、憲兵の役割りを背負う著者の佐々木武四郎巡査長は、大泊警察署へ派遣される。

 が、朝出頭するに、<正午重大発表、すぐに所轄署に戻れ>と命じられる。
 帰還するに残っていたものは書類焼却の準備。放送、焼却開始。
 一方、ソ連軍の侵攻は速度を速め、8月9日から2週間で樺太在住40万人中、4000人の死者を出す。