<面>で狭隘<地域のモノつくり> 「観光客」にも結構ながら「まずは地元で開発力を試したい」230313
23年3月13日配布の『釧路新聞』。一面に「観光客に釧路の牛乳PR」と見出しが。
枝見出しというか第二段で、「酪農経営厳しい状況紹介」と振って「釧路空港パネル展」と事業内容の記載があった。

釧路空港に降り立った搭乗客のなかには、気象・風土・景観に<英国のスコットランド>を読み取る方が、多い。
事実、一様に「日本のスコットランド」と称するお方からの談話を聞かされている。

酪農定着200年。
そこまでは申しがたいが、今や乳牛飼育は地域の原風景となっている。
たんちょう釧路空港でのパネル展は、4月10日迄。会期中、3月30日からは<牛乳パックで作ったジャンボ牛>の展示。
4月1日&2日には<牛乳の無料配布>があるという。

釧路国では今日、白糠・鶴居・厚岸・浜中で<特製チーズ>、標茶で<吞むヨーグルト>が製造されている。
弟子屈町の道の駅では、<おっぱいミルク>の売り上げが、<摩周道の駅第1位>と聴いた。
乳牛の飼育頭数、生産生乳の生産量は<道内屈指>の位置にある。

しかし、自家製完成品となると、まだまだ脆弱。そういうことではないだろうか。
空港1Fにあった<厚岸・森高牧場産牛乳製のソフトクリーム>の店は姿を消した。
3Fレストラン街にあるお店で<牛乳ラーメン>、<厚岸湾・厚岸湖牡蠣+釧路国産椎茸+牛乳・牛肉のシチュー>や<牛乳饅頭>などなど。それらは未だ姿をみせていない。

<点>で存在しても、<線>でつながらず、<面>で狭隘<地域のモノつくり> 「観光客」にも結構ながら「まずは地元で開発力を試したい」230313.