道産品重視、地域ブランド化育てる コンビニ道内大手セコマと文化性230105
道産品重視、地域ブランド化育てる コンビニ道内大手セコマと文化性230105

 新年5日の道内配布紙。その7面社説「価値の揺らぎに-4-」のなかに、掲載写真の一文を見た。
 「そうだ、<セコマ文化>を愉しんでみるか」。知人が在籍すると聞いた、お店を訪ねてみた。
 コンビニ。出かけるのは主に二点ある。一に正月元旦の東京三紙を買う。
 2)朝のラジオ体操会に出席した後、店先で100円コーヒーを手に、帰路路上で話題の続き。

 しかし、店に入るからには買い物をせねばならない。
 念頭に置いたのは土産品にちょうど良いか、「ハーゲンダッツのアイスクリーム」。
 しかし、そうした品揃いは見当たらない。かわって芽室町で製造の「明治 北海道十勝カマンベール(ちーず)」や「(浦河産いちご)アイス」。

 お店のポリシー、その一。それは実に「北海道産品」への特化、思い入れ、重視。
 確かにチーズには森永や雪印の銘柄もあって、森永・雪印二社の生産工場は首都圏産のようだ。
 でも原材料の加工用生乳は北海道産品による。そういうことかと、受け止めた。

 お店のポリシー、その二。そこには無名の「北海道産品」をブランド化して支援、育成する姿勢。
 アンテナを高く、広く産品をカバーして積極的に生産者と消費者を結節する姿勢、思想、哲学。
 対極には「作るヒトのためでもなく」「買う人のためでもない」、「売るための商品」を作らせる店。

 お店のポリシー、その三。最後は「顔見知りのヒトに支えられる」。
 230105の道内配布紙で引用「多様な働き方模索」の内容は、「お店のポリシー、その二」を言いあてたものか。
 お店を訪問は14時過ぎ、絶え間なく出入りする客人の姿。
 そこでお目当て「100円コーヒーを吞み。知人店員さんと談笑」の心つもりは果たせなかった。

 なにかしら<「売るための商品」を作らせる店>。そうでないことが頼もしくもあった。
 「本州に模倣するモノつくりの北海道」にかわり、「胸はって<北海道のモノつくり>を育てる」。
 店員さんに胸張って、地域の支持が得られるお店。そこをめざしてほしい。かく考えたのだが。