地域経済&環境保全を再構築 グリーンピースの<地産地消>でもう一話220926
 地域経済&環境保全を再構築 グリーンピースの<地産地消>でもう一話220926

 9月22日午前に催行の「ぶぶる釧路街歩き2nd」で、山木屋浦田菓子舗さんの銘菓「しとき」(写真)で<おもてなし>がありました。
 参加者のお一人・ちえこさんが心配りをしてくださって、参加者を歓ばせてくださいました。
 「ちえこさん、しとき、驚きの美味しさ?ご馳走様でした〜?」。参加者のお一人からの<貴重な感想>です。

 催行ツアー、今回の題材・それは「(世に申した)原田御殿」は、どのような背景で成立したものか、その位置はどこか。
 成立の背景には「第一次世界大戦でヨーロッパが戦場に化し、洋食用グリーンピースに大量の海外むけ需要が」。
 山木屋浦田菓子舗さんの「しとき」は素材が「砂糖(国内産)、青エンドウ豆、寒天、白玉、水あめ(本品製造工場では小麦・卵:乳を含む製品を生産しています)」と示されています。

 山木屋浦田菓子舗さんは明治40年かの創業。先代は旧制釧路中学校卒の、地元菓子舗。
 素材も地域の産物に思いいれて、創業115年の老舗ということに。
 「<しとき>はウチのオヤジが作った」。共栄大通三丁目1番地の菓子舗・甘秀堂の二代目中村某氏は申される。そうか、甘秀堂さんは浦田さんで修行されたのだ。

 話をもとに戻しておく。SDGS=2030年にむけ、「地球の危機」が叫ばれているではないか。他方で地方都市の中心街斜陽化も声高に主張されている。
 識者は申す。「産業構造の転換」が必要なのです、と。
 ただ、それはこれから未来に向かっての、ある意味、ひとつの実験とうことではないだろうか。

 北海道は中央の経済を下支えする<本州経済の補完地>たるの性格が色濃い。別な言い方をするまでもなく、それは本州経済の植民地たるの性格を示す。
 資源を根こそぎ搬出し、資源の価値が低下すると他に生産拠点を移し、地域に廃墟を残して、その仕上げ<優秀な人材から引き抜いてゆく>。
 地域にある本社機能は、社員とその家族に責任をもちつつ、地域の未来をも展望する。自ら付加価値を創設することなく、ひたすら搬出し、豊かな自然やそこに生息する生物すら住みにくくする、経済は持続しがたい。そうではないか。
  
 「ぶぶる釧路街歩き2nd」。催行にあわせて「青エンドウ豆」で創造した銘菓で<おもてなし>。
 単なる偶然。そう決めつけるのは、いかにも惜しいい。
 そこに女性ならではの<経験と勘、深い英知>が働いた。そう読ませていただき、この稿をむすぶことに。