「傷病者薬用」「爆薬補助剤」 昆布灰 沃度加里 用途で検索220804
 「傷病者薬用」「爆薬補助剤」 昆布灰 沃度加里 用途で検索220804

 先に末広(まびろ)地区在住者のお方が語って下さった「再話 さいは」の内容が中間報告された。
 聞かせてもらって、日露戦争から戦後にかけて海岸漁村で盛況であった昆布灰(こんぶばい)、ヨード加里取得。
 それについて、その用途のなかにこれまで語られなかった知見が込められていた。そのように受け止めた。

 そこで、昆布灰 沃度加里 用途でネット検索をしてみて、当面、次ぎに三つの視点に注目しておいた。
 1)「昆布からヨウ素を取り出す」 https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201002228531373719 J-GLOBAL
 2)「日本のヨウ素の歴史」    https://fiu-iodine.org/history/  ようそ学会
 3)「便あり且つ本邦の昆布類は産出豊富にして加里及素」  https://www.jstage.jst.go.jp/article/nikkashi1898/19/11/19_11_1044/_pdf/-char/ja  Jstage

 「再話」で示されたヨウ度加里の用途は「爆薬補助剤」。
 「爆薬補助剤」では、近世の「硫黄搬出」につづく本道産「ヨウ度加里=昆布灰」。
 海岸線で積載された昆布に点火して、昆布灰を製し、製造された品。産地からの行き先は。

 最初に地域の生産量を示す統計の発掘から始めたい。
 開始期、盛期、そして終末期。その集荷元にくわえて、搬出先。
 そこから、その用途の特性も見てくることであろう。そう、推量を重ねておく。
 (写真は「ようそ学会」 https://fiu-iodine.org/history/ 220806 10:00).