地域に生涯学習の土とヒトが育つ 【第一回 ぶぶる】220714ー2-。
 明けて翌15日の『北海道新聞』夕刊。
 一面の「今日の話題」には「観光の土つくり」。鈴木徹記者が投稿。
 「(函館五稜郭タワー)全国でも数少ない純民間経営の観光タワー」。 
 1)タワー出資の不動産業者が撤退し、建設費及び開業後10年ほどの赤字埋め合わせ、
 2)長男に経営農業用地を売却させて生み出した資金で、経営を持続。現社長の2代にわたる経営軌跡には、
 3)「手がけた農地で作物を収穫するまで諦めない『農業根性』=土つくりに何年も費する農業経営に近い農業哲学」が、込められていると。

 最後に「五稜郭タワーは現在」と書く。
 「歴史上の人物に焦点を当てて戊辰戦争の物語を紹介する記念碑を道南全域に広げ」
 「散策マップに沿って観光客に回遊してもらうキャンペーンを実施している」
 「これもまた歴史観光の土壌を肥やす『土作り』に似ている」。

 筆者は「観光」と括るを好まない。
 観光の言で、「他人を変えて、自分はそのまま」を目指してはいないか。
 「魅力」と提示して、「意味」を深慮するすること、さておいていまいか。
 時間の管理まで他者まかせのサラリーマン生活であっても、丹羽宇一郎氏が申した「身はサラリーマンであっても、人生の経営者」である点を確かめておくことに。

 地域に生涯学習の土とヒトが育つ 【第一回 ぶぶる】220714ー2-。