「差異を認める」「距離を近づけ」「話し合い」 人・自然・経済の元気ー人ー吉本哲郎著『地元学をはじめよう』081120
「差異を認める」「距離を近づけ」「話し合い」 人・自然・経済の元気ー人ー吉本哲郎著『地元学をはじめよう』081120

吉本氏は、水俣再生の原則を提唱する。
「(地域の)人が元気で、地域の自然が元気で、経済が元気であること」(17p)。
そこでまず、人が元気であるために三点を示した。

水俣再生の原則Ⅰ 対立のエネルギーを創造のエネルギーに転換する。
1)人それぞれの<ちがい>を認め合い、
2)人と人との距離を近づけ、
3)話し合いを重ねて、市民の関係を<結び為直す>=「もやいなおし」
4)対立のエネルギーを創造のエネルギーに転換する。

人の元気を取り戻した三ヶ条
A)<すさんだ>気持ちのままで、地域の再生はできなかった。・
B)逆境にあっても前向きにとらえる<元気な人>が地域を支える=「もやいなおし」に挑戦。
C)<未来に希望>を描き、環境モデル都市づくりに果敢に挑戦

「1)~4)」+「A)~C)]=水俣再生が成しとげられた。
「町や村が元気なところには、必ず元気な人がいます」「逆境と笑いが人を育てるといいます」
「逆境にあってもそれを前向きにとらえて行動する人は、元気です」(18p)