噺の結論 落語の「枕」210131
 噺の結論 落語の「枕」210131。



 「文章には『起・承・転・結』というものが、あるが」
 「落語にはせいぜい、『枕』があって、あとは『オチ』や『サゲ』があるくらい」。

 「真面目なお客さんがおって、『時に今の噺、結論はうどうなりますかー』と聴かれも」
 「そんなことは、落語家にだってわかっていない」

 「要は落語など、真面目に聞くものでは、ないのです」。

 210131 午後5時。
 テレビ朝日BSで放送。「東西 おなじ噺の落語会」。桃月亭白酒という方が「だくだく」の「マグラ」で披露。

 この噺。上方では「書割盗人」という題だそうで。ちなみに「書割盗人 かきわりぬすと」と読むらしい。

 「サゲの原話は安永7年(1778)に出版された笑話本『梅の笑顔』の一編「槍」。 こぼればなし;爆笑王として活躍した四代目柳亭痴楽が新宿末廣亭で」演じた、と。由緒深き、古典落語。馴染みの薄い客にも親しみやすい古典落語の演目、とも。