結果を急ぎすぎる 屈斜路コタンエカシ談
 結果を急ぎすぎる 屈斜路コタンエカシ談.こちらは内容が立派ながら、同道のお方にうかがったお話.

 宿泊の客人に、「おまえさん、どんな商売しているねー」とアルジ.客人は「魚の関係ですなー」.

 主人、重ねて一言.「獲っているのかね-」.その問いに旅人.「育てるほうの仕事です」.



 そう聴いた主人.「魚を育てるには、樹をうえねばなー」.旅人は漁業協同組合女性部などが取組む「魚のモリつくり事業」が、永年にわたるを思いだし、一言.

 「漁業者は木を植えていますよ~」.

 返ってきた答えが、なんとも.「樹をうえても、200年はみなくちゃ」「日本人は、結果を急ぎすぎる」.弟子屈町屈斜路コタン.民俗資料館の広場で、宿泊施設の<たたずまい>を横目に.180716 午後2時すぎのこと.