釧路市街地 絵はがき


 釧路市街地 絵はがき.
 釧路市の中心部を、JR駅を背中に<幣舞=ヌサマイ>の丘陵をのぞんでいる、都市景観図.
 作者は吉田初三郎とされるから、昭和11年ころの作&発行、か.

 絵はがきとは、なにか.
 釧路市地域史料室編『遠い日のくしろ』は、つぎの3点を示している.
 1)「貴重だった写真」、2)「写真報道媒体としての絵葉書」、3)「ニュースはすべて絵葉書の種」.

 絵の絵はがき.
 写真は、筆で書かれた絵はがき.カメラではない.
 そこには<凝縮された構図の美>というものが、示されているか.
 レンズにおさまらぬ全体像が、鳥瞰図画家の筆で表現される.
 「絵の絵はがき」.それは作者の地形観と地域の属性が表現されて、いるのでは?.