変化と不動(8) 安芸宮島
 変化と不動(8) 安芸宮島。不動のシンボル信仰の最終回。

 

 最終回は島の各地から目に止まる<五十塔>。これぞ、いかに。

 

 いかにの理由は、塔は仏教の法宝物なれど、周辺に寺院はみあたらず。あるは、豊国神社の存在感。

 

 豊国神社は秀吉が発願した。ただし、落成前に病没。日の目をみることがなかったのだと、される。

 厳島神社の背後地に、天皇陛下、皇后陛下が愛されたという丘がある。そこから展望できるは、五重塔。惜しむらくは豊国神社が、神社らしくのぞめない。

 空海が来て、高野山。清盛がきて、厳島神社。秀吉きたりて豊国神社。歴代の権力者が、きびすを接する。

 

 かわらざること、当代の権力者の<これぞ>の思い入れ。瀬戸内海を制する者、本邦を制するの地政学。

編集 ペン : 大作でしたねぇ♪瀬戸内海は古代から重要な航路だったのですから権力者は欲しがったでしょうねぇ