舞い戻り年賀状
 今年も何通かの舞い戻り年賀状があった。転居先不明のゴム印が押されて戻されてくる。

 そのうちに本人からの賀状を頂戴し、新しい住所が判明する。そこで角封筒を用意し、
添え状記歳の上に80円切手を貼付して投函する。

 そんな手順が問題ではない。手紙を書いては郵便ポストに通う。この間、往復700歩の500メートル。

 初老から高齢にかわる今は、外出の機会、歩数の蓄積、外気の吸引、知人との邂逅、気分の転換。絶好の機会。そういうこと。