民主党政権
民主党政権。民主党政権に対して風あたりが強い。風当たりは日増しに強くなっている。

どの筋から強くなっているかというと、第一には野にくだった自由民主党とそれから分派した一員である。

それだけではない。報道機関は、あたかも無能力者のように書きたて、世論調査結果をもとに内閣支持率域値にたっしていることを声高に書いている。しかし、考えてももみたまえ。産経、読売、その配下にあるMSN.。いずれも財閥経営下にあって、大手企業の利益を支援している。その割には、企業の海外移転に寛容で、法人税率が高いことを喧伝し、それが海外移転けではない。もやむをえないかのように、書いている。

それだけではない。官僚は、エリート官僚は管内閣より、自民党内閣の必然性を考えている。事務方ではあるが、その本分を発揮するよりも、遠からず政権交代は確実、その日のために自らの出世のシナリオに照らして、自由民主党政治家に「恩」を売る計算に懸命であるのではない、か。

先日、尖閣列島で中国漁船が海上保安庁の巡視船を妨害し、その映像を海上保安官が自ら流出した。海上保安官は、結局、辞職退役したようであるが、まだその背後関係は明確にされていない。

沖縄返還と同じで、野党愛のに落ちた政治家が、内閣崩壊のシナリオとして、将来の保身を保証して、流出の働きかけをしたというシナリオも、想定できるではないか。後日の解明をまちたい。

民主党政権について、初の労働組合支持による政権ともいわれる。しかし、労働組合だけでは、勝てるはずがない。しかし、勝った。そこには、市民派の関与がある。

そこを官僚も、報道機関も注目すべきである。そりゃー、一時的には民主党政権は敗北するかも。

しかし格差の容認や、若者の失業拡大、生計困難者の教育機会拒絶、技術開発能力の低迷で、さらなる成長神話など、描けるはずがない。庶民は、そこに気がつくべきである。