修復
 修復。昨日21日の朝は、7時45分から10時45分まで、文化財の修復経過を示す番組を見てしまった。

 前編は建物本体、後半は建物内部。10年間の時日と56億円とかいう経費。江戸時代に建てられた建物を、初めて本格的な修補の手を加えたものであったらしい。

 原形保存、可能なかぎり再利用、再修復可能な修復方法。

 技術の継承の難しさ。

 外構では瓦屋根、屋根の傾斜と曲線を維持する「チョウナハリ」、土壁・漆喰。

 内部では胡粉、藍泥、国内産漆、和紙、和紙をすく強靭な絹糸。

 技術者は清水寺や離宮などでの修復経験がまず紹介されて、技術継承の隘路となっている点に言及される。

 ハリ=梁につかう根元の曲がった檜の巨材。人工林ではまっすぐに育ち、天然林のしかも崖ぷちに生えている百年以上の木でないと、使い物にならない。四国の山中をまわる。石鎚山(いしづちさん)の山中で発見。
 
 畳。畳床は昨今、アクリルが用いられるが、これを全部藁床に変えようとすると、床全部ぬいとを通すほど強力な機械がない!!。能登半島にようやく旧式の機械があることが確認されて、作業が継続。

 日本画の上は、鳥の子 美濃紙 石見紙に名塩紙。性質のことなる和紙をはりあわせて、ゆがみや湿気に強い画材を確保。

 その和紙を漉くうえで必要な竹をむすぶ絹糸。全国で美濃和紙(?)資料館でだけつくっている強靭な絹糸。

 中国産ではのびない漆。建物の長持ちには国産の資源と技術。それにしても金箔の枚数。柱に6万5000枚、壁に2万8000枚。金箔に特有な青みと赤みの風合い。同じ色の箔を膨大な量、それを均等につくる。箔を裁断するには竹の端。

 3時間。番組をみながら、いろいろなことを考えた。