2016 07/28 17:13
Category : 日記
ようやく関東甲信の梅雨が明けました。平年より7日、昨年より18日遅い梅雨明けで、いよいよ夏本番を迎えます。
ところで、古来から稲作とともに歩んできた日本人は、その年の収穫を神に感謝し、翌年の五穀豊穣を願ってきました。その神の最たるものがお稲荷様です。
稲荷は、稲生、稲成、飯成とも書かれ、狐がその神のように思われがちですが、実際には五穀をつかさどる稲荷神が祀られており、赤い鳥居に小さな祠(ほこら)の稲荷神社は都心部でもオフィスビルの一角やデパートの屋上などでも見ることができます。
稲荷神の使いとして神社に鎮座する白狐は、片方が蔵の鍵をくわえ、もう一方はその神力を象徴する玉をくわえています(伏見稲荷大社や王子稲荷等、その他巻物や稲をくわえている狐もいます)。
その鍵を屋号にしたのが花火屋の鍵屋。鍵屋からのれん分けして独立した玉屋の屋号もお稲荷さん由来で、「花火屋は何れも稲荷の氏子なり」の古川柳はこうした経緯を背景にしています。
江戸の頃の両国の川開きに行われた鍵屋と玉屋の花火(将軍への献上花火)の競演は江戸庶民の楽しみとなりました。もともとは享保年間の大飢饉やコレラの流行による死者の霊を弔い、邪気を払い、災いを鎮めるために催された水神祭が起源で、今は「隅田川花火大会」と名を改め、毎年行われています。
今年の隅田川花火大会は明後日(土)開催予定ですが、気づけばそんな季節です。
ところで、古来から稲作とともに歩んできた日本人は、その年の収穫を神に感謝し、翌年の五穀豊穣を願ってきました。その神の最たるものがお稲荷様です。
稲荷は、稲生、稲成、飯成とも書かれ、狐がその神のように思われがちですが、実際には五穀をつかさどる稲荷神が祀られており、赤い鳥居に小さな祠(ほこら)の稲荷神社は都心部でもオフィスビルの一角やデパートの屋上などでも見ることができます。
稲荷神の使いとして神社に鎮座する白狐は、片方が蔵の鍵をくわえ、もう一方はその神力を象徴する玉をくわえています(伏見稲荷大社や王子稲荷等、その他巻物や稲をくわえている狐もいます)。
その鍵を屋号にしたのが花火屋の鍵屋。鍵屋からのれん分けして独立した玉屋の屋号もお稲荷さん由来で、「花火屋は何れも稲荷の氏子なり」の古川柳はこうした経緯を背景にしています。
江戸の頃の両国の川開きに行われた鍵屋と玉屋の花火(将軍への献上花火)の競演は江戸庶民の楽しみとなりました。もともとは享保年間の大飢饉やコレラの流行による死者の霊を弔い、邪気を払い、災いを鎮めるために催された水神祭が起源で、今は「隅田川花火大会」と名を改め、毎年行われています。
今年の隅田川花火大会は明後日(土)開催予定ですが、気づけばそんな季節です。