「米の食味ランキング」
 一般家庭での食料品支出の項目で、2011年はパンが初めてコメを逆転し「主食」の座についたそうですが、2012年はコメが返り咲きを果たしました。

 ただ、米価の高止まりが主因と見られ、コメの購入量の減少は続いているそうです。
日本人の主食は「コメ」と言いたいところですが、支出金額から見ますと現状はパン食がメインになりつつあります。

 ところで、日本穀物検定協会はお米の普及と販売促進を目指し、外観、香り、味、粘り、硬さ、総合評価の6部門で品種を判定する「食味官能試験」を毎年行い、その結果を発表しています。
参考までに、昨日発表された平成24年産米の食味ランキングで最高評価の特Aを獲得したのは過去最高の29銘柄(下記)となっています。

※道府県(地区)  品種名

 北海道(全道)  ななつぼし       石 川(全県) コシヒカリ
  〃 (全道)  ゆめぴかり       福 井(全県) コシヒカリ
 岩 手(県南)  ひとめぼれ       〃 (全県) ハナエチゼン
 宮 城(県北)  ひとめぼれ       山 梨(峡北) コシヒカリ
 秋 田(県南)  あきたこまち      長 野(南信) コシヒカリ
 山 形(全県)  コシヒカリ       三 重(伊賀) コシヒカリ
 〃 (全県)   はえぬき        京 都(丹後) コシヒカリ
 〃 (全県)   つや姫         奈 良(県北) ヒノヒカリ
 福 島(会津)  ひとめぼれ       福 岡(全県) 元気つくし
 栃 木(県北)  なすひかり       佐 賀(全県) さがびより
 新 潟(中越)  コシヒカリ       長 崎(全県) にこまる
  〃 (魚沼)  コシヒカリ        熊 本(城北) ヒノヒカリ
  〃 (岩船)  コシヒカリ         〃 (全県) 森のくまさん
  〃 (佐渡)  コシヒカリ         〃 (全県) くまさんの力
                         大 分(全県) ヒノヒカリ


 お米の生産には寒暖の大きい気候が適しているとされ、「米どころ」と言えば北日本というイメージがありましたが、生産技術の向上や品種改良がすすみ、今は全国的におしいお米が生産されています。
ちなみに、今年の試験で特Aの中で最も評価が高かったのは熊本県産の「森のくまさん」だそうです。