「東京スカイツリー」
 本日は大安。東京スカイツリーがいよいよ開業となります。
高さは武蔵(ムサシ)の国にちなんで634mで、ギネスワールドレコーズ社より世界一高いタワーとして認定されています。
これまで日本で最も高い構造物は1958年に完成した東京タワーで約333mでしたが、一気に倍近くとなります。

 東京スカイツリーの大きな役割は、地上デジタル放送の送信です。既存の電波塔である東京タワーが位置する都心部には超高層建築物が林立しており、電波が届きにくいという問題が発生していました。それを低減させるとともに、ワンセグやマルチメディア放送といった携帯機器向けの放送を快適に視聴できるようにすること、これも役割の一つとなっています。

 ちなみに、東京スカイツリーのデザインのコンセプトは、空に向かって伸びる大きな木をイメージしており、シルエットは伝統的日本建築などにみられる「そり」や「むくり」を意識し、大きな木の下に人々が集い、心を寄せ合う様子を表しているそうです。

 ライティングデザインは、江戸で育まれてきた心意気の「粋」(いき)と美意識の「雅」(みやび)という2つのオペレーションが1日毎に交互に現れる新しいスタイルとなっており、今日に続く明日、明日の先に続く未来を表現しているそうです。