「河川の水質調査」
 河川で生息してるサワガニやタニシなどの水生生物の生息状態は、水質汚濁の影響を強く受けます。
そうしたことを踏まえ、環境省と国土交通省は全国3千地点の水生生物を調査し、河川の水質汚濁の状況を毎年発表していますが・・・・、

 昨日発表された昨夏の調査によりますと、全国で水質階級1(きれいな水)と判定された地点は57%、2(少しきたない水)が29%、3(きたない水)が10%、4(大変きたない水)は2%でした。

 ブロック別では、「きれいな水」と判定された地点が最も多かったのが北海道の78%、次いで東北の66%、北陸の65%。一方、「きたいない水」の割合が最も多かったのが関東の7%で、以下中国と九州の6%、近畿の5%となっています。

 ちなみに、指標生物の生息と水質階級との関係は下記のようになっており、個人的には意外な面もあります。


  水質       指標生物
 
 <き れ い な 水> カワゲラ、ヒラタカゲロウ、ヘビトンボ、サワガニ等

 <少しきたない水> ゲンジボタル、コオニヤンマ、ヤマトシジミ等

 <き た な い 水> ミズカマキリ、タニシ、ヒル等

 <大変きたない水> チョウバエ、アメリカザリガニ、サカマキガイ等