「鍋物シーズン」
 現代では「節分」の名称は立春前日のみに使われますが、立夏、立秋、立冬の前はすべて節分で、昨日は秋と冬を分かつ節分。  そして今日は立冬。
暦の上では早くも冬到来となり、続いた「秋晴れ」も立冬を過ぎれば「冬晴れ」あるいは「小春日和」となります。

 11月7日は立冬となることが多く、冬に向かい鍋物がよりおいしくなる季節をアピールする意図からこの日は「鍋の日」だそうです。

 鍋物シーズンは最低気温が10度を下回る頃から本格化します。
猛暑の影響が残っていた10月上旬と比べやや出荷が回復し、価格も幾分下がってるようですが、今年は野菜が高く、例年のように頻繁にとはいかないと聞きます。

 以前は「鍋」と言えば、どこのご家庭でもおおよそ決まった味が食卓にのぼっていたかと思われますが、最近はベースとなるスープに豊富な種類が登場・販売されるようになり、多彩な鍋料理を楽しむご家庭が増えているようです。

 傾向としては、常に人気上位にあったキムチ鍋の食卓登場回数が低下して、昨年からブームとなったカレー鍋が引き続き伸びているそうです。
トマト風味の鍋やコラーゲン鍋、みそバター風味の鍋などの変わり鍋が定着しつつあり、鍋料理に使われる野菜が高いため、価格が安定しているモヤシやキノコなど特定の具材に絞ったスープも人気があるそうです。
また、今年は「餃子鍋」を提供する店が増え、新たなブームの兆しを見せています。