「天然トラフグ」
 天然トラフグの水揚げ量日本一を誇る山口県下関市の南風泊(はえどまり)市場で一昨日、シーズン到来を告げるフグの初競りが行われたそうです。

 今年は猛暑の影響で水揚げ量が1割程度減る見込みですが、最高値は平年並みの1キロあたり1万3千円となってるそうです。

 なお、西日本ではフグのことを濁らずに「フク」と呼ぶことが多いのですが、フグは「不遇」を連想し、フクは「福」につながるからという説があります。
こうした細部にわたる心配りはいかにも日本的な情緒で好きなところでもあります。

 ちなみに、南風泊市場のフグ競りは一般的な魚の競りと違い、互いに筒状の布袋の中に手を入れて、仲買人が競り人の指を握って値段を決める独特の「袋競り」という方法で行われてます。