「夏バテ対策」
 夏バテで体調を崩す人が増えています。
冷房のなかった昔は、暑さによる体力低下・食欲不振などで「夏痩せ」の症状が主でしたが、空調設備が整った現代は温度と湿度の急激な変化で自律神経のバランスを崩すことで夏バテになることが多く、睡眠不足やストレスなども原因とされています。

 ちなみに、自律神経とは、心臓を動かすとか、胃で消化するとか、血管を拡げるとか、無意識のうちに機能している神経で、体内環境などを整える働きをしています。
自律神経がバランスを崩し夏バテになりますと、全身の倦怠感や無気力、食欲不振といった症状としてあらわれます。

 夏バテの予防としては、体をあまり冷やし過ぎないようにすること、睡眠を十分にとること、バランスの良い食事を摂ることなどがあげられます。

 また、夏バテを解消する方法も同じようなことですが、身体が冷えすぎた方はお風呂で身体を温めることが効果的で、十分な休養と栄養補給が必要です。
食欲がないからといって食事を摂らないのでは衰弱するばかりですので、多少無理をしてでも食べたほうが良いそうです。
栄養が不足がちだと感じた場合にはビタミン剤や栄養ドリンクで補うのも効果的です。

 ちなみに、この時期は特に意識してこまめに水分を補給した方が良いのですが、水分を摂り過ぎてしまうと消化機能が低下し、その結果食欲不振につながり夏バテを招くことになるので注意が必要です。