「春菊」

北国からは早くも雪の便りが聞こえ始めました。
平成22年用年賀はがきも発売され、そろそろ冬支度といった方も多いかと思います。

 日ごとに寒さが増し、鍋料理の美味しい季節となりましたが、その鍋料理に彩りを添える『春菊』が、これから需要のピークとなりますね。

 春に花が咲くことから名付けられ、関西や東海地方では『菊菜』(きくな)とも呼ばれます。
ホウレン草や小松菜と並んで代表的な緑黄色野菜で、ベータカロチン(ビタミンA)、ビタミンB・Cなどが多く含まれていますが、そのビタミンAやCは風邪や肌荒れ、さらにガンを予防する効果もあるそうです。
 その独特の香りは、胃腸の働きを促進したり、痰(たん)や咳(せき)を鎮めたりする効果も期待でき、中国では肝機能を増強し、腸内の老廃物質を排出する漢方薬としても使われています。

 ちなみに、春菊は入浴剤にすることもでき、菊や葉を陰干しして、ネットや布袋に入れてお風呂に浮かべると、体をあたため、肩こり、神経痛に効果を発揮するそうです。